猫(ノルウェージャン)と接する時の注意点
![ノルウェージャンフォレストキャットが暮らしやすい環境についてお話します。](_src/4084/img20150811212711837404.png)
ノルウェージャンだけに係わらず多くの猫の性格は用心深くて臆病です。基本的に安全が確認できるまで知らない人には近づいてきません。特に「声が大きい」「扱いががさつ」「かまってちゃん」人には警戒心を頂きます。逆に「物静か」「扱いが丁寧」の人が猫には好かれます。海のような穏やかな心をもって猫と接していきましょう。
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オスとメスの性格の違いについて
![ノルウェージャンフォレストキャットの脱走対策はこれだ](_src/4088/img20150811212711837404.png)
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オスは好奇心旺盛で行動的、飼い主に対して甘えん坊になる傾向があります。ただし去勢してない場合は、頑固で独立心が強くなるようです。メスの方は「しっかりとした性格でありながら、ちょっと気分屋でわがまま」と、一般的な猫のイメージ通りの性格が多いようです。猫遺伝子の関係で、三毛猫はほとんどメス、茶トラはほぼオスですので、逆パターンの猫は希少価値が高いといわれています。
無理に抱っこしない
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの覚えさせ方](_src/4092/img20150811212711837404.png)
愛猫を抱っこしてムギュー!飼い主にとって癒やしの一時ですが、慣れないうちは無理に抱くとストレスの原因になります。猫は警戒心が強い動物ですので、すぐに逃げられない体勢を嫌うからです。慣れるまでは、猫から来たときだけ優しく抱っこしてあげてください。抱くときは、両腕と体で猫の後ろ半身を包むようにして、安定した状態を保ってください。抱っこ中に猫が尻尾を左右に振り出したら「下ろしてくれ~!」のサインですので、すぐに離してあげてください。
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トイレの置き場所と数
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの数遠き場所](_src/4096/img20150811212711837404.png)
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猫ちゃんは食事場所の近くでは排泄をしない習性がありますので、フード皿から離した位置にトイレは設置してください。排泄時は無防備になるので、静かで見晴らしの良い場所に設置することも大事です。野性時代の名残で、猫ちゃんは自ら安全が確認できないと落ち着いて用がたせないからです。あと、猫ちゃんはとてもきれい好きですので汚れたトイレでは排泄しないことがあります。お掃除が長時間できないときも考えて、トイレは猫の数はおいておいた方が良いです。
家具で爪研ぎをさせないために
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの数遠き場所](_src/4100/img20150811212711837404.png)
せっかく爪研ぎ器を購入しても、猫ちゃんが全然使ってくれず大事な家具に爪研ぎをされてしまう場合があります。予防策として例えばソファーなどにはカバーや大きめのブランケットをかけたり、猫ちゃんがよおく爪をとぐ家具の近くに爪研ぎ器を設置するのも効果的です。爪研ぎ器にマタタビをかけて習慣づけるのもおすすめです。
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キャリーケースを置いておく
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの数遠き場所](_src/4104/img20150811212711837404.png)
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猫ちゃんは狭い場所を好むものですが、動物病院に行く時だけキャリーケースを使っていると、嫌な病院に連れていかれると思い、キャリーケースを見るだけで嫌がるようになってしまいます。そこで普段からキャリーケースを生活スペースに置いておくことをおすすめします。ケースの中にフードやつを入れたり、遊ばせたりして慣らしておけば、いざキャリーケースを使うときに、猫ちゃんのストレスが軽減されます。
定期的にブラッシングを行う
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの数遠き場所](_src/4108/img20150811212711837404.png)
猫ちゃんは自分でグルーミングを行い毛をきれいな状態に保っていますが、その際、大量の毛を飲み込むと毛玉をはくようになり、うまくはき出せないと「毛球症」という病気になってしまいます。ブラッシングを行うことで予防できますので定期的に行ってください。いきなり大人になってからブラッシングを行うと嫌がる猫ちゃんもいますので、子猫のうちから行うことが大事です。ノルウェージャンは長毛種ですので、できれば毎日行ってあげてください。
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月1回は爪切りを行う
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの数遠き場所](_src/4112/img20150811212711837404.png)
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爪切りを行わないと人にケガをさせたり、家具等の被害も大きくなってしまいますので、月に1回は爪切りを行ってください。猫ちゃんが高齢になると爪研ぎの回数がへり、巻き爪になって肉球にささってしまうこともあるので注意してください。基本爪切りを猫ちゃんはいやがりますので、これも子猫のうちから慣らしておいたほうが無難です。爪切りは猫ちゃんがリラックスしている時に行い、暴れる場合は1日1~2本づつでも切ってあげてください。それでも手に負えない場合は動物病院に行くことをおすすめします。
耳のお手入れも月に1度は行う
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの数遠き場所](_src/4116/img20150811212711837404.png)
耳の中は猫自身が行うことができないので、お手入れが必要になります。猫ちゃんがくつろいでいる時に、濡らしたコットンやペット用ウェットティッシュで優しくふいてあげて下さい。綿棒は猫ちゃんが不意に動いたときに傷つける可能性があるのでおすすめしません。耳掃除をやり過ぎると逆に耳の中を傷つけてしまうので、月に1度行ってください。
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ノルウェージャンは定期的にシャンプーを
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの数遠き場所](_src/4120/img20150811212711837404.png)
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ノルウェージャンを含む長毛種は長い被毛に覆われていますので、ブラッシングだけでは被毛がもつれやすく汚れやすいので、定期的なシャンプーをおすすめします。できれば月に1回は行いたいものです。猫ちゃんは水が苦手ですので、これも子猫のうちから慣れさせていた方が良いでしょう。激しく抵抗されることもありますので、シャンプー前には爪を切っておいて、素早く洗ってあげて下さい。とはいっても、洗い残しや乾燥不足があると、皮膚病の原因にもなりますので、素早く、かつ丁寧に行いましょう。
歯磨きで歯周病予防
![ノルウェージャンフォレストキャットのトイレの数遠き場所](_src/4124/img20150811212711837404.png)
猫ちゃんは生後7ヶ月で永久歯が生えそろいます。人間のように歯を磨かなくても虫歯になることはありませんが、歯垢を放っておくと歯石になってしまい、歯肉炎や歯槽膿漏を発症しやすくなり、最悪、全身麻酔をかけて除去しなくてはならない場合がありますので定期的な歯磨きがおすすめです。ペット用の歯ブラシを使用するのが基本ですが、どうしても嫌がるようでしたら、ガーゼで磨くのも良いです。理想は1日1回ですが、最低週に1~2回は磨いてあげてください。
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猫ちゃんが好む場所を作る
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室内飼いの猫ちゃんが元気に暮らすために、家を猫ちゃん用に快適にしてあげることが大事です。外の様子がみれたり、新鮮な空気が吸える場所があるといい刺激になります。暗くて狭い場所が大好きなので、そういう場所があると良いです。(押し入れの中に箱をおいたり)逆に周囲を見回せる高い場所も好きですので、高い家具を利用したり、キャットタワーを用意してあげるのも良いです。キャットタワーはホームセンター等で3000円~ありますので、お部屋の広さと予算に合わせて選んでください。
寒さに気をつける
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猫ちゃんは暑さより寒さに弱い傾向にあります。特に子猫や体脂肪が減少傾向になる老猫がいる場合、冬期はペット用ヒーターや湯たんぽを使用して暖かい場所を作ってあげて下さい。エアコンを活用するのもおすすめです。室温は24~27℃に設定すると良いです。しかしエアコンだけだと乾燥しますので加湿器を併用することもお忘れなく。
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季節ごとに気をつけたいこと
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6月の梅雨時期は、カビが発生しやすいのでキャットフードや飲み水の衛生面にとくに配慮して下さい。7月はノミやマダニが1年で最も繁殖しやすいので、部屋の掃除はこまめに行いましょう。9月になると猫ちゃんも人間同様、体調を崩しやすくなります。10月はこれまた人間同様、食欲が増しますので肥満にならないよう、食事の管理に気をつけて下さい。季節に応じた適切なケアを心がけましょう。
家での事故を防ぐ
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安全と思える家の中でも事故が起こることがあります。例えば落下事故。猫は高いところから落ちても、その運動神経の良さから上手に着地できる能力をもっていますが、肥満や老化が原因で着地に失敗し、骨折してしまうこともあります。高さのある家具やキャットタワーの近くには厚手のマットや布を敷き、もし猫ちゃんが落下しても衝撃を和らげてあげる処置をすることが大事です。あと冬場に多いのが火傷の事故です。オイルヒーターや暖房器具の近くに長時間いることによる低温火傷に気をつけて下さい。調理中のキッチン内には猫ちゃん侵入禁止がおすすめです。
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ベランダに出す時は要注意
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猫ちゃんは、基本室内飼いでもあまり不満を感じないものですが、外気に触れることは気分転換におなりますし良いことは間違いありません。できればベランダくらいに出してあげたいというのが飼い主心だとは思いますが、気をつけないとフェンスの隙間や開いているところ(猫は頭が入れば、どこからでも出ていけます。)から脱走することもあり、交通事故に巻き込まれたり、お住まいが高層マンションの場合は、転落して大けが・・・という危険性があります。もしベランダに出す場合は、目の細かいフェンスを設置したり、強度の高いネットを張るなどして、絶対に出れないようにして下さい。
浴槽に水を溜めない
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お風呂の残り湯を洗濯に使うため、もしくは災害対策として浴槽に水を溜めている家庭は少なくありません。その気持ちはそても大切ですが、猫ちゃんが浴槽の縁から足を滑らせて、そのまま溺れてしまう危険性があることは知っておいてください。、かりに浴槽にフタをしていても、猫が飛び乗った拍子にフタがずれて水の溜まった浴槽にドボン・・ということも考えられますので、浴槽には水を溜めないのがおすすめです。それでも水を溜めたい・・・のであれば、浴室のドアは毎回しっかりしめて下さい。
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ビニール袋で遊ばせない
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猫ちゃんはビニール袋が大好きです。スーパーのレジ袋を出しっ放しにしていると、いつの間にか中に入っていたり、猫パンチをしていたり、ビニール袋の音がするところや、フワフワ感が猫ちゃんの狩猟本能を刺激するのでしょう。ビニール袋と遊ぶ猫ちゃんはとても可愛いですが、遊んでいるうちに誤飲してしまったり、ビニール袋からでれなくなり「パニック!」を起こしてしまうことがあります。ビニール袋では遊ばせないか、遊ばせるときは絶対に目を離さないようにして下さい。
留守番の注意点
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猫ちゃんは本来、単独行動を好む動物ですが、最近の飼い猫は飼い主との結びつきが強くなり、飼い主がいないと寂しがる猫ちゃんが増えています。しかし一人暮らしをしている飼い主の場合、どうしても留守番をしてもらうしかありません。室温管理をしっかり行い、水、トイレ、フードの準備をしておけば一拍二日程度であれば問題ないかと思いますが、その際、イタズラをされて困るものは片付けて、家具の隙間など猫ちゃんが入り込んで出れなくなる可能性がある場所はふさいでおくと安心です。1拍以上留守にする場合は、ペットホテル等を利用するのが良いですが、ペットホテルもお店によって清潔環境がまちまちですので、最寄りのペットホテル数店舗を調べて、しっかり手入れの行き届いたお店を選んで下さい。
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多頭飼いするには
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先住猫がいる家庭が、新しく猫をお迎えする場合は、まずは先住猫のことを考えてあげてください。例えば、高齢猫がいるところに子猫を迎えると、元気な子猫は高齢猫にとってストレスとなる場合がほとんです。(子猫に悪気はありませんが・・・)多頭飼いする場合、どちらも子猫同士か、もしくは先住猫が成猫で新入りが子猫だと上手くことが多いです。逆に雄の成猫同士だと、縄張り意識が強くトラブルになりやすいですのでご注意ください。
![福岡県でノルウェージャンフォレストキャットのブリーダーを営んでいます。ノルウェージャンフォレストキャットのことなら何でもお問い合わせ下さい。](_src/2499/sign.png)